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厳しい勝負の世界!サッカーの監督は結果が出なければすぐ解任に

精鋭たち

求められている結果が出ないと、プロサッカーチームの監督はあっさり首脳陣から解任されてしまう傾向が顕著です。分かりやすいのは、就任後に成績が向上せず負けがこんでいくケースです。多くの国でプロサッカーはリーグ戦形式をとっており、下位チームは別のカテゴリーへと降格してしまうからです。逆に、上位チームは降格されるため、不調のチームは早急に立て直して勝ち点を稼がなくてはなりません。
トップリーグ所属の場合も、上位になればカップ戦出場圏や賞金をもらえるので、中位のチームですら監督を解任することがあります。

どうしてチームを再建するときに監督を解任するのかというと、現場の入れ替えがカンフル剤になるからです。チームの不満を前監督に背負わせ、追い出すことでネガティブな雰囲気を断ち切れます。前監督との関係が悪かった主力選手もモチベーションを高めて、試合へと臨むようになります。チームを外側から冷静に見ていた人間だからこそ、的確な采配ができるようになる場合も少なくないのです。

ただし、監督交代が常に最善策とも限りません。長期的にチームを作っていくプロジェクトを掲げていたにもかかわらず、短期間で結果がともなわなくて監督を解任してしまえばコンセプトは白紙に戻ってしまいます。事実、セリエAのインテル・ミラノは2009-10シーズン以来、短期間での監督交代を繰り返して優勝から遠ざかりました。
チーム運営に明確な哲学がなく、サッカーの方向性が定まっていない状態ではいかなる名将が就任しても立て直しは困難です。そのようなケースでも、勝敗の責任を負わされる監督はサッカー界において、ある意味ではもっとも過酷なポジションだといえるでしょう。